ピアノの買取相場はいくら?ヤマハやカワイなどメーカーごとに紹介!査定前に確認しておきたいポイントや注意点も解説!
目次
自宅にある使わなくなったピアノを売る際、気になるのがピアノの買取相場です。
この記事では、ピアノの機種やメーカーごとの買取相場を紹介。あわせて査定前に確認しておきたいことや、トラブルを避けるための注意点なども解説します。
ぜひご自宅にあるピアノを売りたいと考えている方は、参考にしてみてください。
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ピアノの買取相場は機種やメーカーごとに異なるもの
中古買取市場で扱われる主なピアノの機種は「グランドピアノ」と「アップライトピアノ」「電子ピアノ」「キーボード」の4つに大別されます。それぞれの機種の特徴を確認していきましょう。
グランドピアノは、プロのピアニストなどにも使用される本格的なピアノです。構造上の関係で音の強弱の幅が広くなり、音の繊細な調整ができます。一方でアップライトピアノはコンパクトさが特徴のピアノです。グランドピアノよりは音の表現力が劣りますが、サイズ感がコンパクトな点から、家庭用として重宝されています。
電子ピアノはピアノの音を録音して、鍵盤を叩くとスピーカーから音がなる仕組みになっています。そのため調律などの必要がありません。
またキーボードも電子ピアノと同様に、スピーカーから録音した音を出しますが、出す音はピアノだけでなく、オルガンやギター、ベースなど様々な音が出せます。
グランドピアノの買取相場は、アップライトピアノや電子ピアノ、キーボードよりも高額となるのが一般的です。しかし、機種は同じでも、メーカーや発売年代シリーズによっても査定価格は異なります。
次からは、機種やメーカーごとの買取相場を確認していきましょう。
グランドピアノの買取相場
一言にグランドピアノといっても年代やシリーズによって買取価格は異なりますが、買取相場は20〜30万円ほど。希少なものや人気シリーズのものなどは70〜80万円ほどとなるものも少なくありません。
ヤマハのグランドピアノ
国内ピアノメーカーの中でもトップとされるヤマハ。今回は、ヤマハのグランドピアノシリーズの中でも主力となっているピアノの買取相場をまとめました。
ヤマハの中でも主力のCシリーズでは、製造年代の新しいものだと100万円を超えた買取価格で取引されていることが少なくありません。
シリーズ | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
Cシリーズ | 1990年代末から2010年以前の主力 | C2:30〜50万円程 C3:30〜50万円程 C3LA:60〜80万円程 C5:70万円前後 |
Gシリーズ | 90年代の主力シリーズ | G1B:20〜30万円程 G2E:20〜40万円程 G3A:20〜30万円程 |
A1シリーズ | グランドピアノでありながらコンパクトな点 | A1:30万円前後 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・YAMAHA C5A
買取金額660,000円
・YAMAHA G3
買取金額180,000円
カワイのグランドピアノ
カワイはヤマハとともに国内2大メーカーとしてピアノ業界のトップを走り続けるメーカーです。全体としてヤマハよりも買取相場は若干低い傾向にありますが、人気シリーズはヤマハと同じくらいの買取相場で取引されています。
シリーズ | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
RXシリーズ | 2000年代の主力シリーズ | RX-1:20〜40万円程 RX-3:30〜50万円程 |
NXシリーズ | 「やさしいトーン」を売りにした90年代限定モデル | NX-40:30〜45万円程 |
KGシリーズ | 1971年発売開始後、独自の「カワイトーン」で長年愛されてきたシリーズ | KG1C:5〜10万円 KG2C:10〜15万円程 KG3C:7〜15万円程 |
CAシリーズ | 80年代後半から発売され、クリアな音色で人気を集めたシリーズ | CA40:30万円前後 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・KAWAI GS-30
買取金額250,000円
・KWAWAI SK2
買取金額800,000円
その他のメーカーのグランドピアノ
その他のメーカーのグランドピアノの買取相場は、取引が少なく、明確に算出できない状態です。
プリンスフラワーではヤマハやカワイ以外のメーカーのグランドピアノでも、付加価値がつき、高額買取をした実績もあります。まずは気軽に査定を受けてみてください。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・STEINWAY&SONS D型
買取金額10,000,000円
・C.BECHSTEIN K158
買取金額3,800,000円
アップライトピアノの買取相場
アップライトピアノの買取相場は、グランドピアノよりも低く、10万円を下回ることも多くあります。状態のよいものでも10〜20万円程が相場です。
また、アップライトピアノの場合には、一般家庭で使用されることが多く、インテリアとして馴染みやすいブラウンや木目調のものが高価格で買取されています。
ヤマハのアップライトピアノ
ヤマハのアップライトピアノの中では、Uシリーズが主力シリーズです。1948年以降何度もモデルチェンジがされており、発売年数によって買取価格も大きく変動します。
シリーズ | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
Uシリーズ | 1948年の発売以降、さまざまなモデルが発売されシェア率の高いシリーズ | U1:4〜7万円程 U1H:6〜9万円程 U3:5〜8万円程 U30A:15〜20万円程 U3H:6〜10万円程 |
YU・YUSシリーズ | Uシリーズの後継として90年代後半から発売されたシリーズ。スタンダードモデルとされている | YU1:15〜20万円程 YU3:15〜25万円程 YU5:25〜35万円程 YUS:10〜20万円程 |
YMシリーズ | 初心者や子供向けのシリーズ | YM10:10万円前後 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・YAMAHA YUS
買取金額200,000円
・YAMAHA U3H
買取金額140,000円
・YAMAHA UX3
買取金額300,000円
・YAMAHA MX303R
買取金額50,000円
カワイのアップライトピアノ
アップライトピアノの場合もヤマハよりも全体として買取相場が低い傾向にあります。主力シリーズの買取相場を以下の通り表にまとめました。
シリーズ | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
BLシリーズ | カワイアップライトピアノのスタンダードシリーズ | BL12:1〜3万円程 BL31:1〜3万円程 BL51:1〜4万円程 BL61:1〜4万円程 BL71:1〜5万円程 |
BSシリーズ | 1980年代の主力シリーズ | BS10/BS20:3〜5万円程 BS1A:4〜6万円程 BS20S:7万円前後 |
Kシリーズ | 1950〜60年代製造のものも多い古いシリーズ。K35とK48は歴史的価値のあるものとされている | K35:1〜3万円程 K48:1万円前後 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・KAWAI K35
買取金額20,000円
その他のメーカーのアップライトピアノ
グランドピアノ同様、アップライトピアノもヤマハとカワイ以外のメーカーは流通している数が少ないため、買取相場がはっきりと出せません。
アップライトピアノ買取価格は、ヤマハやカワイのものでも5万円以下のものも多く存在しますが、コンディションがよく希少価値の高いものは10万円以上の買取価格も見込めます。
プリンスフラワーでの買取実績はこちら!
・ZEN-ON Z-250
買取金額10,000円
電子ピアノの買取相場
電子ピアノの相場は、1〜4万円程です。電子ピアノの場合、ヤマハやカワイ以外の主力メーカーが多く存在し、必ずしもヤマハやカワイではないからといって買取相場が低くなるわけではありません。実際に、電子楽器メーカーのローランドの電子ピアノは、5〜10万円程の買取相場がついているシリーズもあります。
また、電子ピアノは、グランドピアノやアップライトピアノなどとは別物の電化製品の一種とされ、買取対応をしていない業者もあるため、事前に取扱があるか確認しておきましょう。
メーカー | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
YAMAHA(ヤマハ) | ピアノ国内シェアNo.1メーカー | YDP-S51(アリウス):1〜2万円 P-255:4万円前後 |
KAWAI(カワイ) | ヤマハと並ぶ国内で人気の楽器メーカー | CN22:1万円前後 CA15:2〜3万円 |
CASIO(カシオ) | 高品質に定評のあるメーカー | PX-75プリヴィア スタイリッシュタイプ PX760BK:5万円前後 |
Roland(ローランド) | 電子楽器メーカーとして人気あり | HP-605:45,000円程 RD-800:10万円前後 |
キーボードの買取相場
キーボードの買取相場は、安いモデルだと1万円以下となります。YAMAHAやKORGなどのメーカーでは、10万円前後の買取相場のつくシリーズもあるのが特徴です。
さらに、電子機器メーカーのローランドのキーボードは20万円前後で取引されていることもあります。
メーカー | 特徴 | 買取相場 |
---|---|---|
YAMAHA(ヤマハ) | ピアノ国内シェアNo.1メーカー | YAMAHA NP-32:1万円前後 YAMAHA CP73:9万円前後 |
CASIO(カシオ) | 高品質に定評のあるメーカー | CASIO LK-311:3,000円前後 CASIO PX-360M:1万円程 |
KORG(コルグ) | 高性能で音の良さも評価されているメーカー | KORG NAUTILUS-88:10万円前後 |
Roland(ローランド) | 電子楽器メーカーとして人気あり | Roland JD-XA:5万円前後 Roland FANTOM 8:20万円前後 |
ピアノの査定前に確認したいこと
ここでは、ピアノの査定前に確認しておきたい基本事項について解説します。
ピアノの機種名と製造番号
ピアノの買取に際しては、機種名と製造番号によって査定額が異なります。グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノやキーボードでそれぞれ確認する場所が異なるため、それぞれの場所を確認しておきましょう。
グランドピアノの場合、大屋根と呼ばれるピアノの上部にある蓋の部分を開けて確認します。メーカーによって、大屋根を開けて機種名と製造番号が並んで記載されていることもあれば、別々の場所に記載されている場合もあるため注意しましょう。
アップライトピアノでは、天屋根と呼ばれるピアノ上部の蓋を開けると確認できます。
電子ピアノやキーボードは、鍵盤の裏側やピアノの背面にステッカーが貼られているのが特徴です。ステッカーに機種名と製造番号が記載されていることが多くあります。
また、機種名と製造番号の表記は以下の通りです。
・機種名(型番・品番・モデル名):アルファベット+数字の組み合わせ(例:G3、A30など)
・製造番号:4桁以上の数字(例:2919172)
ペダルの本数
査定額にはペダルの本数も影響します。ピアノのペダルの本数は2本か3本かのどちらかです。
最近は3本ペダルのピアノが主流。3本ペダルのピアノは機能が増えた新しいモデルに多いため、買取相場が高額となる傾向があります。
ピアノを高く買取してもらうコツ
ここでは、ピアノを高く買い取ってもらうために査定前に確認しておきたいことを解説します。
ピアノのメンテナンスをしておく
ピアノは使用していなくとも、湿度やホコリなどの影響で劣化してしまうことがある繊細な楽器です。そのため、ホコリや汚れが少なく、手入れをしている印象を鑑定士に与えることが重要です。ピアノの表面や鍵盤のメンテナンスなどを日頃から心がけておくと査定でよい評価を得られやすくなります。
ピアノが高く売れる時期を把握しておく
ピアノは、時期によっても買取相場が変動することがあります。
ピアノの需要が高まる時期はある程度決まっており、その時期に合わせて買取相場をあげて取引がされるのが一般的です。
例えば、12月のクリスマスに合わせて売り出すため、買取業者は11月中旬から12月の時期に高価格で買取をすることが増えます。
また、進学・進級などをきっかけに習い事としてピアノを始める人が多く、新年度の少し前の2月上旬から3月中旬頃もおすすめです。
急ぎでピアノを売る必要のない方は、上記のピアノ買取価格が高くなる時期に査定してみてください。
ピアノの付属品が揃っているか確認しておく
ピアノ購入時に付属していたピアノのトップカバーや鍵盤カバー、椅子などが揃っていると査定価格が高くなる可能性があります。ピアノの説明書や保証書があるとなお良いでしょう。
ピアノの買取に関する注意点
ピアノを買取に出す際、買取業者とのトラブルに発展してしまわないために知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
買取相場は事前に調べる
買取相場はあくまでも相場のため、異なる査定基準をもつ業者ごとに査定額は変わってきます。残念ながら、ピアノを売りに出す人が何も知らない状態では、業者に安い価格で買取が行われてしまうケースも。
リスクを回避するためにも、自分の持っているピアノの機種が一般的にはどのくらいの買取相場かを押さえ、交渉ができるようにしておくと良いでしょう。
査定後のキャンセルができるか確認しておく
買取業者によっては、査定後のキャンセル費や出張査定費が別途発生する場合もあります。
査定額に満足がいかずにキャンセルすることも考え、事前にキャンセル費がかからない業者であるかどうかを確認しておきましょう。
プリンスフラワーであれば、査定後に納得がいかなかった場合のキャンセルが無料でできます。出張査定料も無料なため、気軽に査定を依頼できる点が魅力です。
自宅からピアノが搬出可能か確認しておく
買取ができる状態のピアノであっても、搬出経路がふさがっていて物理的にピアノが移動させられない場合は、買取をしてもらえないケースがあります。査定にきてもらってから搬出不可と判断された場合には、キャンセル費がかかってしまう可能性も。事前に搬出経路はしっかりと確認しておきましょう。
プリンスフラワーでは、自宅の搬出経路が確保されていれさえすれば、自宅の2Fにあるピアノでも買取が可能です。
ピアノの買取に関してよくある質問
ここでは、ピアノの買取に関してよくある質問と回答をまとめました。
ピアノの調律は必要ですか?
業者が買取後に調律をするため、査定に出すために調律をしておく必要はありません。
どうしても調律をメンテナンスの一環として行いたい場合には行ってもよいですが、専門業者に依頼してコストをかけてまで調律する必要はないので安心してください。
買取後のピアノはどうなりますか?
プリンスフラワーでは国内や国外にピアノの販売ルートを確保していますので、買取後のピアノを修理して再利用しています。
ピアノの品番はどこに記載がありますか?
ピアノの品番が記載されている場所は、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノやキーボードでそれぞれ異なります。
詳細についてはこちらから確認してみてください。(※「ピアノの機種名と製造番号」へとページ内リンクをする)
40年前や50年前に購入した古いピアノでも買取してもらえますか?
一般的に購入から30年ほどのものであれば買取可能とされています。
それより古い場合でも状態によっては値段がつくので、まずはぜひ査定に出してみましょう。
ピアノに傷があっても大丈夫ですか?
ピアノについてしまった小さな傷なら問題ありません。
ただし、蓋、天屋根が無いなど修理不可能な状態まで損傷してしまったピアノは買取ができないことがあります。さらに水没してしまったピアノも買取ができません。
ピアノ買取完了までの流れ
最後に、プリンスフラワーでの査定から買取までの流れを確認しておきましょう。
査定を申し込む
まずは電話やメール、LINEから申し込みをします。メールとLINEからは24時間申し込みが可能です。お申し込みや査定は無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。
出張査定を受ける
申し込み後は、プロ鑑定士がご自宅に査定に参ります。ご自宅が対応エリアであれば、申し込みから最短即日での査定が可能です。
査定金額のご提示
査定時にその場で金額を提示いたします。査定額にご満足いただけなかった場合はキャンセルも無料で可能です。
現金で支払いがされ買取完了
査定額にご納得いただけた場合、その場で現金にてお支払いいたします。スタッフがピアノの搬出を行い、買取完了です。
ピアノの買取はプリンスフラワーがおすすめ
今回は、ピアノの買取相場について解説しました。ピアノは機種やメーカーなどによって買取価格が大きく異なる点が特徴です。ヤマハやカワイなどの国内メーカーピアノは特に人気があるため、買取相場が高額となる傾向があります。
この記事でご自身のピアノの買取相場を確認し、業者での買取を検討してみてください。
プリンスフラワーでは、ピアノの高価格買取を実施しています。買取後の販路を確保しているため、他社では買取を断られてしまうような状態のものも買取が可能です。
出張査定料、キャンセル料は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。
この記事のポイント
自宅にある使わなくなったピアノを売却する場合、買取相場は機種やメーカーによって大きく異なります。
査定前に確認したいことと、高く買取してもらうコツをチェックしましょう。
【ピアノの査定前に確認したいこと】
- ピアノの機種名と製造番号
- ペダルの本数
【ピアノを高く買取してもらうコツ】
- ピアノのメンテナンスをしておく
- ピアノが高く売れる時期を把握しておく
- ピアノの付属品が揃っているか確認しておく
【ピアノの買取に関する注意点】
- 買取相場は事前に調べる
- 査定後のキャンセルができるか確認する
- 自宅からピアノが搬出可能か確認する