古いピアノでも買取できる?査定に出す際の買取相場や後悔しないための注意点、買取不可の処分方法も解説!!
目次
自宅にずっとある古いピアノ。売りたいけど買い取ってもらえるか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。しかし古いピアノでも買取が可能です。ただし、買取不可になりやすいケースもあるため事前に確認が必要です。
この記事では、買取可能な古いピアノの条件や買取相場を解説します。あわせて査定に出す際の注意点や、買取不可になりやすいケースについても確認していきましょう。
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古いピアノでも買取は可能!
ピアノは古くなればなるほど、どうしても買取価値が低くなるものです。特に、グランドピアノやアップライトピアノは木材でできているため、湿度や気温などの外部環境によって使っていなくても劣化してしまいます。
「古いピアノ」と一言に言っても、50年前製造くらいのものまでは買取可能になります。しかし、製造年が50年以上前のものでも状態によっては買取可能です。ピアノは処分するのにもお金がかかるので、悩んだらまずは買取を検討してみましょう。
古いピアノでも買取可能なケース
古いピアノでも買取後に業者での再生が可能で、問題なく買取ができるケースが多くあります。ここでは、査定後に再生が可能と判断されるピアノの事例を確認していきましょう。
小さな傷がついているケース
ピアノ表面についた小さな傷や多少のくもりであれば、簡単に修理が可能なため、買取可能なことがほとんどです。ちなみに、査定前に別途修理に出す必要はありません。
長年メンテナンスをしていないケース
長年調律をしておらず、音がずれている古いピアノでも、ほとんどの場合買取可能です。買取後に音の調整が可能なため、査定前にお客様自身で調律をする必要もありません。
古くても希少価値が高いと判断されるケース
ピアノが古すぎる場合でも、ヤマハやカワイの人気シリーズや希少価値の高いものであれば高価格買取が可能です。
例えば、ヤマハのグランドピアノで人気のあるCシリーズの場合、製造年が40年前ほどのものでも、50〜60万円程と高価格で買取できる場合もあります。
買取不可になりやすい古いピアノ
古いピアノでも買取できますが、中には買取不可となるケースもあります。ここでは、買取が難しくなりやすいピアノの特徴を確認しておきましょう。
大きな目立つ傷がある
ピアノが大きくへこんでいたり、ピアノの木肌が見えるほどの大きな傷があったりするものは買取不可となる可能性が高くなります。また、外からは分からなくても、ピアノの内部が湿気で激しく損傷していたり、害虫によって木材のダメージを受けていたりする可能性も。上記のピアノの場合は再生が難しく、買取が不可となってしまう場合も考えられることを念頭に置いておきましょう。
故障している
音が全くでなかったり、鍵盤やペダルが動かなかったりなどの故障があるピアノは再生が困難なため、買取ができない可能性があります。
また、水害をうけたものも状態によっては買取が不可となりやすいです。雨漏りやエアコンの結露など少しの影響であれば修理可能な場合もあるので、まずは、ご相談してみましょう。
買取不可の古いピアノの処分方法
どうしても買取ができない状態のピアノであれば、ご自身で処分をする必要があります。ここでは、古いピアノの処分方法を確認していきましょう。
不用品回品業者へ依頼する
グランドピアノやアップライトピアノは粗大ゴミとして回収してもらえないケースが多くあります。
そのため、不用品回収業者に処分してもらうのがスタンダードな方法です。ただし処分を依頼した場合には、数万円程度の費用がかかるため、100%売れないと判断したピアノでない限りは、査定に出してみるのが良いでしょう。
オークションやフリマサイトを利用する
オークションやフリマサイトは、自宅からネットで出品できる手軽さが特徴です。
ただし、初心者にとっては難易度が高いのも事実。出品に手間がかかったり、購入者とのトラブルリスクがあったりするため、利用には注意が必要であることも念頭に置いておきましょう。
古いピアノの買取相場
買取に出す前に、実際に古いピアノがどのくらいの相場で買取されているかを押さえておきましょう。
グランドピアノ
製造年が古くても、高価格で買取できるヤマハとカワイの人気機種の買取相場をまとめました。
ヤマハのグランドピアノは、30〜40年前の古いピアノでも50万円以上で買取が行われる可能性も高くあります。カワイのグランドピアノは、ヤマハと比べると買取相場が低くなりますが、それでも15〜20万円以上の買取価格がつけられます。
ヤマハのグランドピアノ
機種 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
G2A | 1954年~1967年頃 1985年〜1988年頃 |
1万円程 20万円程 |
G2 | 1960年〜1970年頃 | 10万円程 |
C3 | 1967年〜1970年頃 1994年〜1999年頃 2007年以降 |
10万円程 40〜70万円程 100万円〜 |
C7 | 1967年~1975年頃 1979年〜1985年頃 1994年〜1999年頃 |
25万円程 50万円程 100万円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
カワイのグランドピアノ
機種 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
KG-2C | 1973年〜1980年頃 | 10〜15万円程 |
GS-30 | 1979年頃 | 10〜20万円程 |
RX-1 | 1995年〜 2008年〜 |
30〜40万円程 50万円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
アップライトピアノ
アップライトピアノは、グランドピアノに比べると全体的に買取相場が低くなります。しかし、ヤマハのUXシリーズのように、20万円程と高価格買取が期待できる機種があるのも事実です。
ヤマハのアップライトピアノ
機種 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
U1A | 1982年〜1987年頃 | 7万円程 |
U3H | 1972年〜1980年頃 | 5〜10万円程 |
UX | 1975年〜1980年頃 | 10〜20万円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
カワイのアップライトピアノ
機種 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
BL-31 | 1973年〜1980年頃 | 3〜8万円程 |
BS-20 | 1987年頃 | 5〜10万円程 |
KL-502 | 1980年頃 | 5万円程 |
US-50 | 1980年頃 | 8〜13万円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
電子ピアノ
電子ピアノの場合、製造年度から5年程経つとだんだんと買取相場が落ちていくのが特徴です。さらに、製造年度から10年程が経ってしまうと、故障のリスクが高く、買い取れないことも。
ただし人気シリーズであれば、高価格での買取も可能です。電子ピアノの買取を希望している方は、少しでも早く売りに出すようにしましょう。
今回は、ヤマハとカワイの人気電子ピアノシリーズの買取相場を以下にまとめてみました。
ヤマハ クラビノーバシリーズ(CLP,CVP)
モデル名 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
CLP-380 | 2009年頃 | 2千円〜1万5千円程 |
CLP-430 | 2012年頃 | 3千円〜2万5千円程 |
CVP-503 | 2009年頃 | 2千円~2万円程 |
CVP-605 | 2013年頃 | 7千円~2万5千円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
カワイ ESシリーズ
モデル名 | 製造年 | 買取相場 |
---|---|---|
ES6 | 2008年頃 | 6千円-1万5千円程 |
ES8 | 2016年頃 | 3〜7万円程 |
※大手ピアノ買取サイトの数値をもとに算出した相場です。
古いピアノを売る時に後悔しないための注意点
ここでは、古いピアノを査定に出す際に注意すべきことについて解説します。
製造年数は購入年数と異なる
ピアノを査定する際には、ピアノの製造年数が重要です。特に、古いピアノの場合には、製造年数をしっかりと調べておく必要があります。
ここで注意したいのが製造年数と購入年数は異なるという点です。製造年数は、ピアノ本体に記載がありません。
製造年数を調べるためには、ピアノに記載がある「製造番号」や「品番」をもとにメーカーのサイトなどで参照する必要があります。
製造年数がサイトを参照してもすぐに分からない場合は、メーカーに問い合わせをしてみましょう。
最低限できるメンテナンスはしておく
いくら古いピアノとはいえ、査定前に最低限のメンテナンスをしておく必要があります。
ピアノの外面や鍵盤などのほこりを拭くといった簡単なメンテナンスはしておくとよいでしょう。ただし、調律や鍵盤の交換などの専門業者に依頼するほどの必要はありません。
古いピアノの買取に関してよくある質問
古いピアノの買取に関してよくある質問と回答をまとめました。
ピアノはどのくらい使えますか?
一般的にピアノの寿命は30年ほどと言われています。しかし、こまめなメンテナンスを行なっていたり、保管状況がよかったりする場合には30年以上の寿命が見込めます。
自宅にある古いピアノはどうするべきですか?
古いピアノでも買取可能な場合もあるため、買取業者へ査定に出すのをおすすめします。古いからといって処分をしようとしてもピアノの処分にはお金がかかります。プリンスフラワーでは、古いピアノでも買取を行っていますので、まずは気軽に査定を申し込んでみてください。
ピアノの製造番号はどこに記載がありますか?
ピアノの製造番号が記載されている場所は、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなど機種によってそれぞれ異なります。
グランドピアノの場合は、大屋根と呼ばれるピアノの上部にある蓋の部分を開けて確認可能です。アップライトピアノは、天屋根と呼ばれるピアノ上部の蓋を開けると確認できます。
また、電子ピアノは、鍵盤の裏側やピアノの背面にステッカーが貼られており、ステッカーに記載されているのが特徴です。
30年前や40年前、50年前、60年前に購入した古いピアノでも買取してもらえますか?
一般的に製造年が50年ほど前までのものであれば買取可能です。それより古い場合でも状態によっては値段がつくので、まずはご相談ください。
プリンセスフラワーでは古いピアノも買取を行っています
古いピアノでも買取が可能です。たとえ製造年が50年以上前のピアノであっても、状態によっては買取が可能な場合があります。古いピアノだからといって処分してしまった後に後悔しないために、まずは査定に出してみるのがおすすめです。
プリンセスフラワーでは、古いピアノの買取も積極的に行っています。申し込みや査定出張料は無料です。査定額にご満足いただけなかった場合のキャンセル料も無料なので、お気軽にお申し込みください。
この記事のポイント
昔使っていたピアノ、不要になっていて処分に困っている方も多いのではないでしょうか。
古いピアノでも買取が可能です。ただし、買取不可になりやすいケースもあるため事前に確認が必要です。
【古いピアノでも買取可能なケース】
- 小さな傷がついているケース
- 古くても希少価値が高いと判断されるケース
【買取不可になりやすい古いピアノ】
- 大きな目立つ傷がある
- 故障しているピアノが高く売れる時期を把握しておく
【買取不可の古いピアノの処分方法】
- 不用品回品業者へ依頼する
- オークションやフリマサイトを利用する
【古いピアノの買取に関する注意点】
- 製造年数は購入年数と異なる
- 最低限できるメンテナンスはしておく