ピアノの処分方法6選!処分費用相場や後悔しないタイミングも紹介
目次
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ピアノ処分にかかる費用相場は?
ピアノを処分する際の費用は、処分方法やピアノの種類・設置環境によって異なります。主な処分方法は以下の通りです。
● 買取業者に売却する
● 不用品回収業者に依頼する
● 粗大ゴミとして回収してもらう
● オークション・フリマアプリで売る
買取業者の場合は費用負担ゼロで、搬出・運搬費も業者負担です。状態が良ければ査定額を受け取れます。
不用品回収業者の場合、グランドピアノは30,000〜60,000円、アップライトピアノは20,000〜40,000円、電子ピアノは10,000円〜が目安です。階段やクレーン作業が必要な場合は追加5,000〜50,000円がかかります。
粗大ゴミとして処分できるのは電子ピアノのみ(1,000〜2,500円)で、グランドピアノ・アップライトピアノは回収対象外の自治体がほとんどです。
オークション・フリマアプリでは販売手数料(メルカリ10%、Yahoo!フリマ5%)と配送料が必要で、赤字になるケースもあります。
ピアノを処分する方法6選

ピアノを処分する方法には、これから紹介する6つの方法があります。
無料で処分できる方法と有料の方法があるので、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで適切な方法で手放しましょう。
買取業者の売却する
ピアノは中古市場でも非常に人気があり、買取業者に売却して処分することもできます。買取業者に依頼すれば無料で引き取ってもらえるうえに、査定価格を現金で受け取れるのがメリットです。受け取ったお金で新しいピアノを買うのも良いですし、引越しや入学準備などの出費にも充てられます。
また、買取業者には出張買取や店舗買取、宅配買取などの方法がありますが、出張買取を利用すれば、梱包や搬出などの作業を業者に任せられます。そのため、ご自身で大きなピアノを家から運び出す手間がかかりません。電話やメールなどで予約すれば自宅に来てもらえて、最も手軽に処分できる方法です。
オークションやフリマアプリで売る
ピアノはオークションやフリマアプリを利用して、ご自身で買い手を探すこともできます。買取業者に依頼すると価格を決めるのは業者側ですが、オークションやフリマアプリならご自身で価格を決められるのがメリットです。そのため、思い出の詰まったピアノを後悔のない価格で手放せるでしょう。
ただし、オークションやフリマアプリでピアノを売る場合は、ご自身で搬出の手配をしなければいけません。また、もし買い手が見つからなければ、いつまでもピアノを手放せない点もデメリットです。
不用品業者に引き取ってもらう
使わなくなったピアノは、不用品業者に依頼して処分してもらうのも1つの方法です。不用品業者は電話1本で指定の場所までピアノを引き取りに来てくれるので、簡単に処分できます。
ただし不用品業者に処分を依頼すると費用がかかります。ピアノは大きくて搬出するのも大変なので、処分費用も高額になるでしょう。具体的な金額は買取業者によって異なりますが、比較的コンパクトな電子ピアノでも処分に1万円以上かかる可能性が高いです。
自治体に粗大ゴミとして回収してもらう
ピアノは大きくて運搬が難しいため、自治体では収集・処理できないゴミとして扱われ、処分してもらえないケースがほとんどです。ただし、コンパクトな電子ピアノであれば、粗大ゴミとして回収してもらえることもあります。
コンパクトな電子ピアノを粗大ゴミとして処分する場合は、数百円〜数千円程度で処分できるので、不用品回収業者に依頼するよりも安価で手放せるでしょう。すべての自治体で処分できるわけではないので、詳しくは自治体のホームページをご確認ください。
自治体運営のリサイクルセンターにて再度有効活用してもらう
ニュースでは地方自治体がリサイクルセンターを運営し、リサイクル品として回収したものをメルカリなどのオークションで出品に大きな反共がありましたね。
その中にも勿論ピアノもありました。
ピアノなど長年使えるものは捨ててしまうのはもったいないことから修理してリサイクル品としての再活用の道を検討してもらうのも1つでしょう。
なお、地方自治体ごとでリサイクルセンターの取扱商品が異なっていたりしますので、まずご自身のお住まいの自治体のホームページなどでピアノが対象商品なのか確認しましょう。
場合によっては搬出料金が掛かることもあるようです。
この点事前に確認しましょう。
知り合いや施設などに譲る
ピアノを処分したいときは、寄贈を募っている高齢者施設や保育園などの施設があれば、寄贈することもできます。自治体によっては寄贈されたピアノが、ストリートピアノとして市民に親しまれているケースもあります。
寄贈の方法や運搬費用の負担などは施設や団体によって異なるため、詳細は寄付・寄贈を募っている施設に問い合わせてください。知り合いでピアノがほしい方がいれば、譲るのも1つの手段です。
【ピアノの処分費用の内訳と相場】
買取業者に売る場合は、搬出や運搬にかかる費用を業者が負担するケースが多いため費用はかかりません。一方で不用品業者に依頼したり、知り合いに譲ったりする場合はご自身で処分にかかる費用を負担する必要があります。ピアノの解体や搬出、運搬などにかかる費用を紹介します。
【解体費用】
ピアノをそのままの状態では屋外に運び出せない場合は、解体して運び出した後に組み直すため、解体費用が発生します。グランドピアノ・アップライトピアノともに解体費用の相場は、30,000円前後です。
【搬出費用】
搬出費用は主に、ピアノを部屋から屋外に運び出す際にかかる人件費です。ピアノの搬出には、おおよそ下記の費用がかかります。
● グランドピアノ:20,000円〜
● アップライトピアノ:10,000円〜
● 電子ピアノ・エレクトーン:10,000円〜
例えば約200kgのアップライトピアノを運ぶには、作業員が2名必要です。半日程度で作業が完了すると考えると、1日あたりの人件費1万円の作業員が2名必要なので、費用が合計1万円かかる計算となります。設置場所の環境によって階段を使ったり、クレーンを使ったりすると状況に応じて特殊作業料が加算されます。
【運送費用】
運送費用は、ピアノの大きさと距離によって異なり、ピアノが大きく距離が遠いほど費用が高くなります。ピアノの種類ごとの運送費用相場は、下記表のとおりです。
| グランドピアノ | アップライトピアノ | 電子ピアノ | エレクトーン |
|---|---|---|---|
| 〜10km | 約31,000円 | 約18,000円 | 約13,000円 |
| 〜20km | 約33,000円 | 約20,000円 | 約14,000円 |
| 〜30km | 約39,000円 | 約22,000円 | 約17,000円 |
ピアノの処分に必要な解体や搬出、運送にかかる費用をご自身で負担するとなると、出費は結構な金額になりますよね。出張買取のプリンスフラワーでは、このようなピアノの搬出にかかる費用も当社で負担しておりますので、お客様にご負担いただくことはありません。
【種類別】ピアノ処分のポイント
ピアノは種類ごとに重量や構造、搬出方法が異なるため、処分時の手間や費用も大きく変わります。
グランドピアノ
重量が250kg〜400kg以上あり、搬出には専門技術が必須です。解体が必要な場合は30,000円前後、クレーン搬出の場合は20,000〜50,000円ほどの追加費用がかかります。
ただし買取成立時には、これらの費用も業者負担となるケースが多く、「無料処分」ではなく高額査定につながることもあります。
アップライトピアノ
重量は200kg〜250kg程度で、搬出には2〜3名の作業員が必要です。マンション2階以上では階段費用として5,000〜15,000円、クレーン使用時は20,000〜30,000円程度が一般的です。
製造から10〜20年程度のモデルであれば、ヤマハ・カワイを中心に買取対象となることが多い傾向です。
電子ピアノ
重量30kg〜80kg程度で、自治体の粗大ゴミとして回収可能なケースが多いです。製造から5年以内の人気モデルなら数千〜数万円で買取されることもあります。
10年を超えると査定がつかないケースが多く、状態確認が重要です。
メーカー別の買取・処分の傾向
メーカーごとに市場価値や査定基準が異なるため、ブランド特性を理解しておくと損なく処分できます。
ヤマハ
中古市場で最も需要が高く、製造から30年以上経過したモデルでも査定対象となるケースがあります。アップライトではUシリーズやYUSシリーズ、グランドではCシリーズ・Gシリーズが特に高額査定になりやすい傾向です。
カワイ
国内シェアが高い一方、供給増により一部モデルの値下がり傾向があります。ただしKシリーズ・BLシリーズは依然として人気があり、状態が良ければ無料引取以上の査定が期待できます。
ローランド
電子ピアノ専門メーカーとして高評価で、HPシリーズ・LXシリーズなど人気モデルは製造から5年以内なら査定が付きやすいです。電子ピアノは値下がりが早いため、状態が良いうちの売却が推奨されます。
ピアノ処分で気をつけたい4つの注意点
実際の処分では、費用トラブルや搬出リスクが発生しやすいため、事前確認が重要です。以下のポイントを押さえておくと、安心して処分を進められます。
搬出・運搬費が環境次第で大きく変わる
ピアノの設置場所によって、処分費用は倍近く変動します。
特に階段運搬が必要な2階以上の部屋、クレーン車を使った窓からの搬出、狭い廊下を通すための解体作業などが発生すると、基本料金に加えて追加費用がかかります。
見積もり依頼時には、設置場所の階数や搬出経路を正確に伝えることが大切です。
破損・事故リスク
ピアノは重量が大きく搬出が難しいため、作業中に壁や床を傷つけたり、ピアノ本体が損傷したりするケースが少なくありません。
特に賃貸住宅では、原状回復費用を請求される可能性もあります。業者を選ぶ際は、損害賠償保険に加入しているかを必ず確認し、作業実績の豊富な業者を選ぶと安心です。
自治体で処分できないケースがある
電子ピアノは粗大ゴミとして処分できる自治体が多い一方、アップライトピアノやグランドピアノは「適正処理困難物」に指定され、回収対象外となる自治体がほとんどです。
また、電子ピアノでも重量制限を設けている自治体もあります。処分前に必ずお住まいの自治体のホームページで確認するか、直接問い合わせましょう。
悪質業者による追加請求
「無料引取」「高額買取」を謳いながら、実際には「特殊作業費」「処分費」などの名目で高額な費用を請求する悪質業者も存在します。
トラブルを避けるには、事前に書面での見積もりを取得し、古物商許可番号や産業廃棄物収集運搬許可の有無を確認することが重要です。口頭での約束だけで契約せず、不明瞭な項目があれば必ず質問しましょう。
ピアノを処分するメリット
ピアノにはいろんな思い出や想いが詰まっており、なかなか処分できずにいる方もいるかもしれませんが、処分すると以下のメリットもあります。
● 部屋のスペースが広くなる
● 高額で売れる可能性がある
ピアノを処分すればその分のスペースが広くなり、部屋の雰囲気がガラッと変わるでしょう。まだ使用できるピアノであれば、買取業者に高い価格で売却できる可能性も高く、思いがけず高額な買取金額を手に入れられる可能性も少なくありません。
ピアノを処分するデメリット
ピアノを処分するデメリットは、一旦手放すとまた弾きたいと思ってもすぐには弾けなくなることが挙げられます。また、ピアノに小さい頃からの思い出が詰まっている場合は、寂しさも感じることになるでしょう。ピアノを処分して後悔しないように家族と話し合い、ご自身の想いを大切にしたうえで、心の準備をすることが大切です。
後悔しないピアノ処分のタイミング
ピアノを購入してから年数が経過して、使用頻度も少なくなっていれば、後悔せずにピアノを処分できるタイミングです。具体的には、下記に当てはまっていれば後悔せずにピアノを手放せる方が多いでしょう。
● 使用頻度が1年に1回もない
● 購入後10年以上経過している
一方で、ピアノを処分しようか悩んでいる方の中には、心情的な部分や処分の手間が理由で処分に踏み切れていない方もいるかもしれません。ピアノを処分しようか悩んでいる方は、買取価格を知ってから手放すかどうか判断するのも1つの方法です。
ピアノの処分は無料でできる買取査定がおすすめ

ピアノの処分を検討している方は、まずは無料買取査定をご利用ください。まだ処分しようか悩んでいる場合は、買取査定で査定価格を知ってから手放すかどうか決めても問題ありません。
プリンスフラワーの出張買取をご利用いただいた場合は、ピアノの処分にかかる搬出や運送などの費用を当社で負担いたします。お客様には電話やメール、LINEでご予約いただくだけで、その後の作業は当社スタッフにお任せください。古いピアノや壊れたピアノなど、どんなピアノでも買取しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
この記事のポイント
【後悔しないピアノを処分するタイミング】
- 使用頻度が1年に1回もない
- 購入後10年以上経過している
【ピアノを処分する方法6選】
- 買取業者の売却する
- オークションやフリマアプリで売る
- 不用品業者に引き取ってもらう
- 自治体に粗大ゴミとして回収してもらう
- 自治体運営のリサイクルセンターにて再度有効活用してもらう
- 知り合いや施設などに譲る







